私たちは、商品や仕事の質、働くことで得られる人としての幸せにこだわり、日本一(世界一?)強く・優しい会社であることを目指しています。

当社は、1937年、無垢のチョークメーカーとして創業しました。衛生無害のチョークは、多くの学校や企業で採用され人気商品となり、1967年には、生産の拡大を機に、「美しい貝の都市」の名を持つ北海道美唄市に工場を増設しました。

2004年〜2005年、2つのユニークな製品が誕生しました。1つは捨てられたホタテの貝殻を再利用したホタテ貝チョーク。ホタテ貝の主成分である炭酸カルシウムを利用し、貝殻の微粉末を配合したチョークは、従来のものよりも鮮明で、滑らか、折れにくい、さらにはチョークの飛沫が飛び散らない、など多くの利点を持ち合わせており、現在では、日本のチョーク60%シェアを誇っています。

2つ目は、紙・ガラス・鏡などに様々な素材に描け、窓やガラスなどつるつるの表面であれば、何度でも描いたり消したりできる、画期的な商品、kitpas。バターのように滑らかで鮮やかな発色が特徴で、お子様のお絵描きにも、本格的な作品つくりにもご使用いただいています。

現在、kitpasは世界20か国以上に届けられ、その機能性と安全性から世界中の人々に愛され、多くのアイデアが生み出されています。

そして2021年、その原料となるワックスを、お米が精米される際に削られる、ぬか層と呼ばれる表皮部分に変え、つくる人にもつかう人にも、環境にもやさしく進化します。

Kitpasの製造部門の主力は知的障がいを持つ従業員たちです。当社では、全体の70%以上を占める、65名(2020年9月1日現在)の知的障がい者が働いています。

1960年に、はじめて2人の知的障がい者を雇用して以来、「慈善」から始まった障がい者雇用が、今、kitpasにとってなくてはならない存在となっています。一人ひとりの理解力に合わせた道具や環境つくり、コミュニケーションの工夫をし続けることで、個人個人が高い能力と集中力を発揮し、その仕事に向き合う真摯な姿勢は、当社の強みです。

全従業員がつねに「相手の理解力に合わせる」という姿勢を大事にし、素直な心でお互いを受け入れ、理解・納得、励まされ合いながら成長し、チームワークを強めています。

誰しもが働くことで人の役に立ち、必要とされ、褒められることの喜びと幸せを感じます。社会とつながることは自身の存在意義の確認でもあります。

私たちは、地球に優しいものづくりに取り組み、すべての人々に力を与えるとともに、私たちが真剣に、思いを込めて作ったkitpasで、喜びや楽しさ、そして個々の創造力を発掘し、伸ばしていく役にたつことに尽力しています。